思考の揺りかご

あるいは無意識の輪郭を探っていくこと

『つり乙2.2 アルプラザ』クリアしました。

 暫定評価:☆☆☆★(3.5/5.0)

 

 

二日前にクリアしたのですが、いまだに余韻冷めやらず。

 

レビューをひとつのエントリとしてまとめるのが難しいため、朔莉アフター、ルミネアフター、アトレ√のそれぞれについて、近いうちに上げたいと思います。

 

ざっくりとした感想。

 

【アトレ√】

今回ルートロックかかっていたシナリオです。出来は、『2.1 エスパル』収録の前日譚『つり乙0』と比べてしまうとどうしても見劣りしてしまうのが残念でした。

 

シリアスなインセストものとして描かれているのが特徴的で、単にアトレといちゃつきたいだけだと不満かも。

 

本編での時系列的には、各ヒロインのルートに突入できず、女装していたことが山県先輩とジュニア氏にバレてしまった後の話。

 

攻略サイトでノーマルエンドと表記されていたあの結末と微妙に異なるようで、バレてしまうとこまでは同じでも、そこからさらに分岐したシナリオになります。いうなればアブノーマルエンド。

 

個人的に評価に困るのが、インセストもの自体は好きなのですが、この系統のシナリオとして良かったかどうか、クリアして二日経った今も判断しかねるんですよね。

 

もしかしたら、アトレルートのエントリだけ、かなり遅れることになるかも。

 

 

【ルミネアフター】

本編で才華に振り回されていたルミねえが、姉として振り回していて、その関係性の変化が楽しかったです。山県先輩の過去についても触れられています。

 

詳しく書いてしまうと、ルミネアフターのエントリで書くことがなくなってしまうのであまり多くは書きませんが、アフターものとして、満足度は高いものでした。僕がルミねえ好きというのもあるけどね!

 

【朔莉アフター】

一番気に入っているのは、EDの演出。後日譚をスチル数枚で描いていて、すごく妄想が膨らみます。

 

もっとシナリオのボリュームを増やして、そこを描いて欲しかったという気持ちと、むしろシナリオとして描かれなかったからこそ良かったのだ、という気持ちとがせめぎあうくらい、心憎い演出でした。

 

 

パッケージ全体として、「買って損した」「買わなければ良かった」とまでは思わないものの、フルプライスで、しかもFDを分割する、というのは正直印象良くありません。

 

かといって、『つり乙0』のような分かりやすいカタルシスが用意されているわけでもないですし。

 

しかも、アトレルートでは重要な役であるはずの紅葉のボイスが無いのも気になります。

クレジット表記にはキャスト名があったので、出演してない、ということはないでしょうけども、修正パッチあててもしゃべらないんですよね、彼女。

 

ひとまず、アトレルートの評価づけを定め、エントリに出来たらよいなと思います。